1. ラピスラズリとは?
ラピスラズリ(Lapis Lazuli)は、深い青色が特徴的なパワーストーンであり、古代から「聖なる石」として崇拝されてきました。
名前の語源は、ラテン語の「lapis(石)」とアラビア語の「azul(青)」から来ており、文字通り「青い石」を意味します。
この美しい青色は、主成分であるラズライト(Lazurite)に含まれる硫黄の成分によるものです。
2. ラピスラズリの歴史
古代エジプト
ラピスラズリの歴史は紀元前7000年頃にまで遡ることができます。
最も古い採掘地として知られるのはアフガニスタンのバダフシャーン地方で、ここから採れたラピスラズリは古代エジプト、メソポタミア、インダス文明へと運ばれました。
エジプトではファラオたちがこの石を神聖視し、ツタンカーメン王の黄金のマスクの装飾にもラピスラズリが使われています。
また、エジプトの神話に登場する「真理の女神マアト」の象徴としても扱われ、邪気を払う石として護符や装飾品に用いられました。
メソポタミア文明とシュメール人
シュメール文明(紀元前4000年頃)では、ラピスラズリは「天の石」とされ、神官や王族が装飾品として身に着けることが一般的でした。
メソポタミアの都市ウルの王墓からも、ラピスラズリで作られた美しい装飾品が発掘されています。
ギリシャ・ローマ時代
ギリシャ・ローマ時代には、ラピスラズリは「サファイア」と混同されることが多く、その美しさから貴族たちの間で人気を博しました。
また、粉末にして薬として使用された記録もあり、解毒作用や精神安定の効果が信じられていました。
中世ヨーロッパ
中世ヨーロッパでは、ラピスラズリは「ウルトラマリン」という絵具の原料として利用され、ルネサンス期の画家たちにとって貴重な顔料でした。
特にレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなどの巨匠たちは、聖母マリアの衣装を描く際にこの顔料を使いました。
3. ラピスラズリの効果を最初に決めたのは誰?
ラピスラズリのスピリチュアルな力について、最も古くから記述しているのは古代エジプトやメソポタミアの神官たちだと考えられています。
エジプトでは「神々と繋がる石」とされ、祭司や王族が儀式で用いました。
また、古代ギリシャの哲学者テオフラストス(紀元前372年〜紀元前287年)は、鉱物についての研究を行い、ラピスラズリが「魂を浄化し、知恵をもたらす」と記述しています。
さらに、ローマ時代の博物学者プリニウス(23年〜79年)も『博物誌』の中で、ラピスラズリの持つ魔力について触れています。
4. 誕生石として選ばれた理由
ラピスラズリは12月の誕生石の一つとされており、その理由にはいくつかの説があります。
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「夜空を象徴する石」 ラピスラズリの深い青色は星空を思わせることから、「宇宙の叡智を宿す石」として12月の冬空を象徴する意味で選ばれたとされています。
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「誠実さと真実の象徴」 古代からラピスラズリは「真実を見極める石」として使われ、誠実さや正義を大切にする12月生まれの人々にふさわしいと考えられました。
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「精神的成長を促す力」 ラピスラズリは自己成長や直感を高めるとされ、1年の終わりに新たな目標を立てる12月の時期に適しているとされています。
5. まとめ
ラピスラズリは、古代文明から現代に至るまで多くの人々に愛され、神秘的な力を持つと信じられてきました。
その歴史をたどると、単なる宝石ではなく、神聖な象徴として扱われていたことがわかります。
誕生石としての選定理由も、単なる装飾的価値だけでなく、スピリチュアルな側面や人間の精神的成長をサポートする意味が込められています。
ラピスラズリを身につけることで
古代の人々が信じた「真実の知恵」と「精神の浄化」の力を感じ取ることができるのかもしれません。
ラピスラズリの魅力を知ることで、より深い意味を持ってこの神秘の青い石を楽しんでいただけたら幸いです。
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